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不老不死、人類の夢の一つですよね。
不可能かと思っていたこの夢
いまアメリカで叶うかもしれないと話題になっています。

メトホルミンってどんな薬?


メトホルミンは糖尿病の薬で、
日本では『メトグルコ』『メルビン』『グリコラン錠』
等の商品名で発売されています。

このメトホルミンは
1959年にフランスで承認されてその後世界各国で
糖尿病患者を救ってきた薬です。

最近、この『メトホルミン』を服用していた糖尿病患者の
寿命が普通の人より長生きしているという事が判り
(通常は糖尿病患者の方が寿命が短いため)

『メトホルミン』が寿命を延ばす効果があるかも?
と注目されています。

昨年回虫のにメトホルミンを投与した所
加齢が遅れ寿命も延びることが確認されました。

更にマウス投与の治験では寿命が40%延び
更に骨も丈夫になりました。
この実験で解ったことは、
ただ寿命が延びたということではなく、
老化現象も遅れていると言う事です。

つまりただ長生きするだけの老人が増えるのではなく
健康寿命も延びるという事です。

数値は適当ですが私の思ったイメージとしては
現状 → 将来
30才 → 18才の体
40才 → 24才の体
50才 → 30才の体
70才 → 42才の体
120才 → 72才の体

と物凄い事になりそうです。

そしてメトホルミンを服用していた患者が
ガンになったという事例が少ないことから
がん予防の薬としても注目されています。



なぜメトホルミンに延命効果があるの?


人体の治験が2016年からなので、
まだはっきりした事は解りませんが
今分かっている情報によると
『メトホルミンは細胞を傷つける有害の活性酸素の量を上昇させる効果があるが、その結果細胞が強くなり細胞の寿命が延びたのではないか?』
『メトホルミンはAMPキナーゼという筋肉にある酵素を活性化させる作用があるので、細胞内の古いタンパク質を分解しその結果テロメアが回復して寿命が延びる?』
など言われてす。

2016年に始まる人体への治験で詳しい事がわかると思います。

メトホルミンの副作用や価格は?


メトホルミンは60年以上糖尿病患者に安全に使われてきた薬で、
副作用が少ない薬ですが、
まれに乳酸アシドーシス(血液が酸性に傾く症状)という重大な副作用もあるそうです。
メトホルミンはジェネリック薬品も沢山ある為
価格も安いです。


メルビンジェネリック500mg(Apo-Metformin)

終わりに

人類の夢不老不死が実現するかもしれないと思うと
ワクワクしますね。
もし健康で120歳まで生きることができたら
素晴らしい人生になるはずです。

日本ではまだ治験など臨床試験は行っていません。
なので詳しい研究結果はアメリカの治験が終わるまで待たなくてはいけませんが、
どんな結果が出るか楽しみですね。