福岡県福岡市博多。
博多と聞けば屋台が有名で美味しい食べ物がたくさんあるイメージですが、
そんな博多で博多祇園山笠と言うお祭りが毎年開催されています。
歴史のあるお祭りで起源としては諸説あるのですが
1241年とされているのが一般的なんですよ。
なので、すでに750年以上前から続いているということになりますね。
ここでは博多祇園山笠についてご紹介していこうと思います。
博多祇園山笠の歴史
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まずは歴史です。
やはり、お祭りを最大限楽しむためには歴史を知ることは大切だと思います。
そのお祭りがどのように始まり、何を意味しているのか?
これを知っているのと知っていないのとでは
お祭りに参加した時の感じ方が違ってきますからね。
と言うことで博多祇園山笠の歴史ですが、
上にも書かれているように起源は諸説あります。
その中でも、1241年(仁治二年)に聖一国師が疫病除去のために
施餓鬼棚(せがきたな)に乗って祈祷水をまいたのが始まりと言われているのが一般的です。
聖一国師と言うのは承天寺の開祖で当時の住職です。
この博多祇園山笠の舞台となるのが櫛田神社。
主催が福岡市と思われる人もいるかもしれませんが、
実は櫛田神社の氏子たちが行う奉納行事の一つで、
地域住民が伝統的に行ってきたものなんです。
そして、博多祇園山笠のメインイベントは『追山』になりますね。
追山に関してはまた別でご紹介したいと思います。
博多祇園山笠の日程
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博多祇園山笠の日程は毎年決まっていて7月1日から7月15日の期間になっています。
7月1日に注連(しめ)下しが行われます。
これは舁き山笠の流区域を清める行事になっており、
期間中の安全も祈願します。
それから色々とあるのですが観光としては7月10日の流舁き(かき)が始まります。
舁き出し時間やコースは公式発表がありませんので
事前に関係者に聞く必要があるんですよ。
なので、写真に撮りたいという人は事前に聞いておくといいかもしれませんね。
それから7月15日に追い山笠が行われます。
これは約5キロのコースを懸命に走るものになり、
大迫力になります。ちなみに・・・午前5時ごろから始まりますよ。
博多祇園山笠の追い山とは
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ここで博多祇園山笠のメインイベントである追い山のご紹介です。
この追い山にも歴史的な意味が込められているんですよ。
始まった当初は京都祇園祭りのように山笠の飾りの美しさを競いながら
練り歩くものだったそうです。
でも、今ではタイムを競う本当の競争になっています。
それは、江戸時代の時に土居流が休憩中に石堂流(現在の恵比寿流)が
追い抜いてしまうという事件が起こりました。
ここは九州男児。
抜かれたのにただ黙っているだけではありません。
この両者が抜きつ抜かれつの大レースを繰り広げたそうです。
これが今の追い山の始まりになります。
昔はこの流(ながれ)も多い時には13流あったそうですが、
今では7つの流(恵比寿流・大黒流・土居流・東流・西流・中洲流・千代流)が
山笠を建てているそうです。
まとめ
もし7月に福岡に遊びに行くのならぜひ7月15日に合わせるように
行くことをおすすめします。
大迫力の追い山を観ることができるかもしれません。