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北海道に住んでいると、車が無いと不便です。
毎年雪の時期になると頭を悩ませるのが、
スタットレスタイヤの寿命です。

一般的にスタットレスタイヤの寿命は3年と言われているけど、
タイヤに溝が残っていると勿体無くて、買い替えできないんですよね。
我が家のタイヤは今年が4年目なので、
新しいスタットレスタイヤの購入を検討しなくては!

そこで、今回はスタットレスタイヤに変える時期を調べてみました。

古いスタットレスタイヤの使用感も踏まえながら、
タイヤを購入を判断するためのポイントをまとめてみました。


スタットレスタイヤのチェックするポイントは?


スタットレスタイヤで安全に走行するためには
一般的に2つのポイントがあります。

①溝の深さ
②ゴムの柔らさ

ではこの2つのポイントを解説したいと思います。

①溝の深さ

溝の深さが半分以下になると、スタットレスタイヤとしての
性能が無くなってしまいます。

通常のタイヤのスリップサインとは別なので注意してください。

でどうやって溝の深さをチェックするかというと
プラットフォームというもので判断します。

 

スタットレスタイヤのサイドウォールの「↑」印をたどった
トレッド面の溝にプラットホームがあります。
探して見てくださいね。

②ゴムの柔らかさ

スタットレスタイヤは使用していなくても
年数が経つとゴムが硬くなってしまい、
摩擦性能が落ちてしまいます。

見分け方ですが、はっきりいって素人では判断できません。

なにかよい方法は無いかと探した所下記動画を見つけました。

この動画は様々な年代と国産&激安アジアのスタットレスタイヤを使った
雪道と氷上での制動距離の違いを実験した動画です。
公共機関のテストではないのですが、参考になりました。



雪上では5年の物であればある程度の性能があることが解りました。
ただし10年のものは新品と比べると制動距離の開きが大きくなっていましたね。




氷上でも当然年数が経つと制動距離が伸びています。
国産メーカーだと3年経っても差が2メートルぐらいですが、
激安アジアメーカーだと3年後でも危ないのが解ります。
安いのには訳があるんですね。

結局何時交換がいいの?


先ほどの動画でスタットレスタイヤの年数による劣化の実験で
制動距離に影響する事が解りました。

では実際にどれくらい持つのかスタットレスタイヤの公式HPで
調べてみました。
ブリジストンのホームページだと
適正に保管された新品スタッドレスタイヤは、
3年間は同等の性能を保つことが確認されています。
と書かれています。

つまり未使用の場合でもスタットレスタイヤは劣化するということです。

スタットレス4年目の使用感は?


4年目のスタットレスタイヤは実際にどうなのか?
私のスタットレスタイヤの使用感の感想です。

雪道

 

まだ溝が半分以上残っているので、雪道は全く問題ありませんでした。
法定速度を守った場合、新品と比べて約7割ぐらいの性能があると思います。

シャーベット

雪が溶けてシャーベット状になった状態ですが、
これも、法定速度を守っていれば余り問題が無いと思います。
こちらも約7割ぐらいの性能です。

アイスバーン

 

新品のスタットレスタイヤでも滑ることがある、アイスバーンです。

4年目のスタットレスタイヤではちょっとキツイです。
性能は新品の約5割だと思います。

4年目のスタットレスタイヤの場合、
アイスバーンを走る場合は法定速度より遅く走ったほうが安全です。

結局スタットレスタイヤって長く使えるの?


5,6年経ったスタットレスタイヤって使えるの?
と効かれた場合、一応使えると答えるでしょう。

でも性能は年々低下していくので、おすすめは出来ません。
特にアイスバーンは新品のものより制動距離が大幅に伸びるので
安全には使えないと思います。

私の意見は
やはりメーカーの言うとおり2~3シーズンで交換するのが
安心だと思います。

スタットレスタイヤをケチって大きな事故をおこしたら、
それ以上の出費の可能性もあるし、後悔しきれないと思います。

終わりに

今回の記事は参考になりましたか?

最近アジア製の激安タイヤがよく売っていますが、
今回の動画を見て、やっぱり安いだけあるなと思いました。
スタットレスタイヤは雪道で自分と相手を守るために必要なものなので、
自分の環境と車の使い方に合わせて良いものを選んでください。